恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



「平川を好きとか嫌いとか、そんな対象で見たことないか…な…」




「なにそれ!?でも、ゆいゆい付き合ってたんだよね?」




「うーん、たぶん?」





「よく、分かんないけど、ゆいゆい…」




優実チャンが私の肩に手を置き、ウンウンと頷きながら





「イメチェンしよ!!!!」



「えっ?イメチェンて…平川くんと何の関係が…」



「いいかい…ゆいゆい。

イメチェンして可愛くなって、あのイケメン元カレのハートをまたゲットするに決まってるじゃん!!!」




はぃ??



ハートをゲット!?



なぜ…私が平川のハートをゲットしなきゃいけないの?





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