恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



口から出た言葉にハッと驚いて



思わず下を向く私に



「俺が来なかったから寂しかったんだ」



話しを続ける平川に視線を移すと



ニヤリと笑った。



「俺の事嫌いじゃなかったっけ?

なのに寂しいんだ…」



「そ、それは…」



「それは?」





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