恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



「結菜、顔真っ赤…」



「う、うるさい!!ていうか、ひら…」



平川と言おうとしたら



「弓弦…下の名前でそろそろ呼べよ!」



「ゆ…ゆ…ゆづるは櫻チャンが好きなんでしょ?」


ふと、頭を過ぎった高校時代の弓弦の言葉



「なんだよそれ?」




「だって、高校の時…弓弦が友達と話してるの聞いたんだもん。


私の事はからかってるだけで本命は櫻チャンだって…」




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