恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



「ていうか、俺がどれだけ結菜を好きか知らないだろ…」



「えっ?」



「俺は高1の時から結菜を好きだったんだからな!」



「うそ…」


「ウソなんて言うかよ!お前がいつも花壇に水やりしながら、ブツブツ独り言言いながら百面相してるのを見掛けて可愛いなぁ~って思ったんだよ」





「そんな前から?っていうか百面相なんてしてません!」



「いや、してたね~」



「してません!」


「してました~」



なんて言いながらお互い顔を見合わせ

クスクスと笑った





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