恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―
「…もう一回言って…俺を好きって」
急に真顔になる弓弦
「…………好き」
恥ずかくて死にそう…
下を向きかけた私の顎をクイッと上に向かせ
「知ってる」
弓弦はそう言いながら私に優しくキスをした。
「………弓弦は…私の事好き?」
少し照れながら聞くと
「好きだよ…ずっと前から変わらず…」
「………それ、知ってる…」
照れ臭そうにしている弓弦に今度は私からキスをした。
長い…長い…すれ違いの時間を埋めるように
私達は何度もキスをしたのだった…
♡END♡