恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―




「あぁ~マジ、頭痛い。何か吐きそう


になってきたし…朝から最悪だょな。



水はかけられるは怒鳴られるは


挙げ句にホースまで片付け…」





机に手を置き、しゃがみ込む平川はブツブツ言っていた。



「……あぁ、もぅうるさい!!!


わかったわよ。分かりました。




ほら立ちなさい。保健室行くんでしょ?」




先に立ち上がり、平川に手を差し出す。



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