恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―
マイペースな櫻チャン。
て……櫻チャン卵焼きなんてどうでもいいからね…―!!!!!!
「ちょっと、またなんでアンタがここにいるわけ?」
ん?と言いながら私の席に隣の机を引っ付けている平川。
「て!!!!なに席くっつけてんのよ。アンタ隣のクラスでしょ…
なんでウチのクラスでご飯食べよとしてんのよ」
くすくすと笑う平川の口から出た言葉は…
「なぁんだ!結菜オレが隣のクラスって知ってたんだ。
オレ達、付き合ってるんだから一緒にご飯食べたって構わないじゃん」
………――――。。
平川の言葉に教室が静まり変える。
口をパクパクする私。
目をキョトンとして私を見つめる櫻チャン。
なに言ってんだ…コイツ……