恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―


「わん、わんわん」


玄関前に立つ私に勢いよく跳びかかってきたのは


中学から飼っている犬の"サスケ"だ。





「よしよし、サスケただいま~おりこうにしてた?


あれ?ムサシは?」



ムサシも家の飼い犬。



兄弟の仔犬を櫻チャンが拾ってきたのだが、櫻チャン家では飼えず


私が2匹を飼うことにしたのだ。







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