恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―




「……そんなに見つめんな」





ふと……平川が呟いた






そして、平川は私の顔にかかる髪を


そっと耳に掻き上げたかと思うと…








頭に手をのせ、グッと自分の顔に近づけた。








そして……―――





近づけられた私の唇が、平川の唇と重なった。








………―――ドクン。












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