恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―
微妙な夏休みもあっという間に過ぎ…
また学校が始まったのだ。
また平川達と顔を合さなきゃいけないとか気が重い………
休憩時間に平川が私のクラスにやって来た
いつもなら勝手に私の側にきて話しだすのだが…
私が無視し続けたせいか、ドアの所から動かず
櫻チャンを呼び私に来るように
頼んでいる姿が見えた。
「結菜チャン…平川くんが呼んでるよ~」
「居ないって言って」
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