恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



「隣の席、槇村なんだ…よろしく」


私に挨拶らしきものを言って平川が隣に座った。




「…こちらこそ、よろしく」



多少、引き攣った顔で言葉を返した。




それから特に変わった事もなく



淡々と流れていく毎日………―







平凡で平和な日常に私は満足していた。













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