恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―


………―遅いな、坂井くん



ポツンと1人…坂井くんを待つ私。



"ちょっと先生に呼ばれて"


坂井くんにそう言われ大人しく教室で待っていると






「…遅くなってすみません」



「全然、だいじょ…………ぶっっ!!!」





坂井くんの隣で、クシャと髪を触りながら立っている平川の姿に



私は唖然とした






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