恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―



「えっとーありがとぅ、送ってくれて…」



「当たり前だろ、ダチなんだし……」




そか…………―




「じゃ、帰るは…」




来た道を戻る平川に



「…今日は、送ってくれてありがとね!!バイバイ」




すると平川は少し腕をあげ、手をヒラヒラさせて帰っていった。





何故なんだろう




平川の友達という言葉に



胸が、チクチクと痛むのは………






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