恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―


「卒業式以来だなぁ、会うの…」


「そ、そうだね…て…何か用事?」




「…あぁ、いや、特にないけど」



「じゃあ、何しに来たの?」





不思議そうに見つめる私をよそに



平川は"べつに"と一言だけ呟いた



コイツはいったい何しに来たんだろう……―











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