恋の眠り姫は夢心地―キスは優しく―
最初は通う感じで来ていた平川の
荷物が1つ、2つ、と増えていき
最後には、本人までもが転がり込む有り様になっていた。
「ちょっと平川…せ、狭い…」
「ったく、これくらい我慢しろよ」
「人ん家に泊まってる、あんたが何言ってんの?
普通、男の子は床で寝るもんでしょ…」
「はぁ!?床?んなトコで寝れるかよ…
体痛くなるだけだし」
「なら布団ぐらい買うか持ってくるぐらいしたら?」