夏からの恋〜感じるズレ〜
初めての「ズレ」
〜咲夜side〜

咲夜)なぁ、マジでくの?

匠)あったりまえ!この優しい俺が、出会いのない男子校のお前の為に、わざわざ女子とふれあう機会をつくってやったんぞ!

咲夜)俺、女には困ってねーけど?

匠)あー、はいはい。猫被ってる顔だけの誰かさんはちがいますねぇ。俺なんか…。俺なんか…。(泣)

このうるさいのが、俺の親友で幼なじみの角藤匠。
それと、自慢じゃないが、俺は、結構モテる。
顔もいいほうだし、姉貴に仕込まれた王子様キャラで表向きは完璧。
男子高になった今でも、校門に出待ちがいるほどだ。
あ、この王子様キャラっていうのは、老若男女全てに優しく、柔らかい物腰、成績優秀、スポーツ万能っていうやつだ。極めつけは、一人称が僕になる。
このキャラが、息苦しくないといえば、嘘になるが、これのおかげで、女には困ってないし、先生からの評価も上々だ。
でも、ホントの俺は、口は悪く、善意のかけらもない、どちらかといえば、王様てきな性格だったりする。
俺の、裏の顔を知ってるのは、家族と匠だけ。そう、それだけだ。。。

咲夜)そんなことより、どこで女の子たちと待ち合わせなの?

匠)ふっふっふ、よくぞ聞いてくれた。夏といえば、もちろん、うー(咲夜)ぶぇっくしょーーん!!!

咲夜)あ゛ー、わり。なんだって?

匠)もーーー!だから、海!!!

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop