生徒に恋しちゃいました
「このドレスに合うの、どのアイシャドウだと思う??」
文化祭期間中、うちのクラスの倉庫として借りてる空き教室で、俺は桃子センセイの目の前にワインレッドのドレスとアイシャドウ数種類を並べた。
「えっと・・・なに、これ?」
「聞いてない? 俺、ミスターコンテストに出場すんの」
「それはクラスの子に聞いたけど、なんでドレス?」
「うちのミスターコンは女装コンテストなんだよ。男子校で本気のミスターコンなんて、つまらねーって始めたらしいよ。
ちなみに俺は二連覇中で、今年も大本命」
「知らなかった・・・」
「桃子センセイ、一応女なんだし、俺のメイクの相談にのってよ」
桃子センセイはいくつかのアイシャドウを手に取って見比べると、困ったような顔で俺を見る。
「相談に乗ってあげたいけど、私メイクって苦手で・・・ どれも綺麗な色だなとは思うけど・・・」
予想どおりの答えだった。
桃子センセイ、アイシャドウなんて塗ってないもんなー。
「じゃあさ、顔貸して! どんな発色か見たいから」
「えぇ〜!?」
俺は桃子センセイの瞼にそっと色を乗せた。 ドレスと同じ色味のワイン色のアイシャドウ。
華やかさを出すために上からラメを足す。
桃子センセイは緊張してるのか、真っ赤な顔で俯いている。
アイシャドウを塗り終えた俺は、桃子センセイの顎に手をかけて、持ちあげる。
「な、なに?」
桃子センセイの声は震えてる。
「ん、口紅も塗らせて?」
「あ、口紅ね・・・」
「ふっ。キスされるかと思った?」
俺が耳元でそう囁くと、桃子センセイの赤い顔はますます赤くなった。
面白いくらいに動揺してて、
「可愛いな、桃子センセイは」
思わず、声に出してしまった。
文化祭期間中、うちのクラスの倉庫として借りてる空き教室で、俺は桃子センセイの目の前にワインレッドのドレスとアイシャドウ数種類を並べた。
「えっと・・・なに、これ?」
「聞いてない? 俺、ミスターコンテストに出場すんの」
「それはクラスの子に聞いたけど、なんでドレス?」
「うちのミスターコンは女装コンテストなんだよ。男子校で本気のミスターコンなんて、つまらねーって始めたらしいよ。
ちなみに俺は二連覇中で、今年も大本命」
「知らなかった・・・」
「桃子センセイ、一応女なんだし、俺のメイクの相談にのってよ」
桃子センセイはいくつかのアイシャドウを手に取って見比べると、困ったような顔で俺を見る。
「相談に乗ってあげたいけど、私メイクって苦手で・・・ どれも綺麗な色だなとは思うけど・・・」
予想どおりの答えだった。
桃子センセイ、アイシャドウなんて塗ってないもんなー。
「じゃあさ、顔貸して! どんな発色か見たいから」
「えぇ〜!?」
俺は桃子センセイの瞼にそっと色を乗せた。 ドレスと同じ色味のワイン色のアイシャドウ。
華やかさを出すために上からラメを足す。
桃子センセイは緊張してるのか、真っ赤な顔で俯いている。
アイシャドウを塗り終えた俺は、桃子センセイの顎に手をかけて、持ちあげる。
「な、なに?」
桃子センセイの声は震えてる。
「ん、口紅も塗らせて?」
「あ、口紅ね・・・」
「ふっ。キスされるかと思った?」
俺が耳元でそう囁くと、桃子センセイの赤い顔はますます赤くなった。
面白いくらいに動揺してて、
「可愛いな、桃子センセイは」
思わず、声に出してしまった。