tears
「もしもし・・・。」
ちょっと緊張気味の俺。

「もしもし・・。あのすいません・・・。」
女の声だった。謝られても・・。

俺が口を開く前にベラベラしゃべる友紀。
「・・友紀です。夜遅くにすいません。」

友紀と言う名前に反応してしまい思わず立つ俺。

「友紀ちゃん。こんばんわ。どうしたの?」

「え・・・っ・あの・明日の塾の時間より前に行って自習してもいいですか」
友紀は緊張しているらしい。

「いいょ。友紀ちゃん塾いつきてもいいょ・・。」
またベットに座る俺。

「そうなんですか?」
友紀の声が明るくなった。

< 14 / 15 >

この作品をシェア

pagetop