青春と呼ぶには僕らはまだ青くない。
ナルは俺の話を素直に受け止めてくれた。
真っ直ぐに俺から目を背けることなく俺が話し終わるまで黙ってじっと聞いてくれていた。
だからそんなナルに対して俺もナルの目をちゃんと見て話した。そうしなきゃいけない気がしたからだ。
思えばナルにこんな風に自分の事を話したのは初めてかもしれない。あんなにも一緒にいたのに。
全てを話し終えた俺は何かが吹っ切れた気がした。漸くナルと向き合えたんだなと実感していた。
これまでもこれからも俺達は決して交わる事はないけれど、不思議とこれまでよりもナルとの距離が縮まった気がした。
知らず知らずの内にお互い一緒にいることに無理をしていたのかもしれない。
今、こうしていつものカフェでキャラメルラテをチマチマ飲む俺を見るナルはこれまでと何ら変わらない筈なのに、何故かその表情はとても清々しいものだった。
今日、俺は漸くナルをちゃんと見た気がした。
真っ直ぐに俺から目を背けることなく俺が話し終わるまで黙ってじっと聞いてくれていた。
だからそんなナルに対して俺もナルの目をちゃんと見て話した。そうしなきゃいけない気がしたからだ。
思えばナルにこんな風に自分の事を話したのは初めてかもしれない。あんなにも一緒にいたのに。
全てを話し終えた俺は何かが吹っ切れた気がした。漸くナルと向き合えたんだなと実感していた。
これまでもこれからも俺達は決して交わる事はないけれど、不思議とこれまでよりもナルとの距離が縮まった気がした。
知らず知らずの内にお互い一緒にいることに無理をしていたのかもしれない。
今、こうしていつものカフェでキャラメルラテをチマチマ飲む俺を見るナルはこれまでと何ら変わらない筈なのに、何故かその表情はとても清々しいものだった。
今日、俺は漸くナルをちゃんと見た気がした。