恋の種をひとつぶ
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昼休み。2年A組の教室は、いつも、とってもにぎやかだ。
「亜由美もくればよかったのにぃー!!」
ガヤガヤした雰囲気のなか、わたしの正面から、ひときわ目立つ声が飛んできた。
出どころは、クラスメートの悠真ちゃん。
毎日一緒にお弁当を食べている、クラスで一番仲のいい友だちだ。
ゆるいウェーブをえがいた髪を指先であそばせながら、悠真ちゃんは続ける。
「やっぱいいよ!大学生はっ!!」
……先日参加したという、合コンの話を。
「チョー盛り上がったんだよ!!話題も豊富だし、ノリいいし、何するにもスマートっていうかー!!」
「へえ〜……」
「車も持ってるらしくてさー、今度何人かでドライブしようって話にもなってー!!」
「ほお〜……」
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昼休み。2年A組の教室は、いつも、とってもにぎやかだ。
「亜由美もくればよかったのにぃー!!」
ガヤガヤした雰囲気のなか、わたしの正面から、ひときわ目立つ声が飛んできた。
出どころは、クラスメートの悠真ちゃん。
毎日一緒にお弁当を食べている、クラスで一番仲のいい友だちだ。
ゆるいウェーブをえがいた髪を指先であそばせながら、悠真ちゃんは続ける。
「やっぱいいよ!大学生はっ!!」
……先日参加したという、合コンの話を。
「チョー盛り上がったんだよ!!話題も豊富だし、ノリいいし、何するにもスマートっていうかー!!」
「へえ〜……」
「車も持ってるらしくてさー、今度何人かでドライブしようって話にもなってー!!」
「ほお〜……」