お姫様は初恋中!?



やばっ…

声に出てた?


急いで口を手で覆っても既に手遅れ


赤かった宙の顔が妖しげな笑みに変わる



「へぇ…俺が可愛いって?…」


宙の変なスイッチを押してしまったみたい



ゆっくりと距離が近づく



その時…



「別荘、とうちゃーく!」


蓮華の大きな声で宙の動きがピタリと止まる


「残念(笑)」


そう言って宙は体を離した


た、助かった…


着いたのはとても大きなお屋敷



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