僕と舞ちゃん
「あらそう、なら良いけど。まあ、もう少しして進学の時期になったらそういうのもあるだろし、それまでは良いか。今のところちゃんと勉強もしてるみたいだし」
「まあね、和美と一緒に帰るのに待ってる間暇潰しに図書室で勉強してるからね」
「そういう意味では和美ちゃんに感謝しないと。そういえば和美ちゃん、高校生になったからかしら、ぐっと女の子っぽくなったわね」
「そう?昔から変わってないと思うけど」
舞ちゃんから和美の話が出て僕は些か表情が強張ってしまった。
「何言ってるのよ、体の線だって随分と大人の女性らしくなったわよ。あなたもしっかりしないと他の誰かに盗られちゃうからね、しっかり捉まえておきなさいよ」
「またそういう事を言う~、本当に和美とは何でもないんだってば」
「判った、判った。そんなにムキになるなっての、マセガキが」
当たり前と言えば当たり前だが舞ちゃんに対しても僕は為す術が無い。
「それから慎太郎、いくら私が仕事で遅いからって家で和美ちゃんに変な事したら承知しないからね、あなた達はまだ高校生なんだから、それだけはきつく言っておくわよ」
「ば、馬鹿な事を言うなよ、まったく」
「ふふふ、その慌てようならまだ心配ないか」
僕は先程の事を思い出し少しドキマギしてしまった。これ以上一緒に居ると何を言われるかたまったものじゃないと思った僕は自分の部屋に戻った。とりあえず舞ちゃんが帰ってきて少しとはいえ話をしたので僕は気が済んだ。
これから寝る時間迄は僕にとっても舞ちゃんにとっても自分の時間だ、朝も早く起きて仕事に行く舞ちゃんに少しでもゆっくりして貰いたい。
部屋に戻った僕はテレビを点けた、何時の間にか巨人は逆転されていた。
(あ~あ、今頃おじさんがっかりしてるだろな)
しかし気が付くと僕は和美の事を考えていた。それは舞ちゃんが余計な事を言ったのも影響していた。舞ちゃんに言われる迄もなく和美が以前に比べ胸も大きく、そしてお尻の辺りが丸くなっていたのはとっくに気が付いていた。
(そうだ、明日どんな顔をして会ったら良いんだろ?)
それまで何も考えていなかった僕は明日の朝の事を考えて少し困ってしまった。まさか昨日はどうも、なんて言うのも変だし、昨日さって改めて聞くのも恥ずかしい。
(まさかさっきの事をおじさん達に言ったりしてないよな?)
僕はそんな馬鹿な事迄考えてしまった。また万が一そんな事が舞ちゃんに知られでもしたらそれこそ何を言われるか判ったもんじゃない。
しかしいくら考えてもどうしようも無かった、大体僕が自分からした訳じゃない。それに家が隣なのはどうしようも無い事だ。
(まあ、いいか)
取りあえず僕は余計な事を考えるのを止めた、そして和美と両想いになれたかもしれないという事に一人興奮していた。
昔から好きだった和美に頬っぺたとはいえキスされた、それは子供の頃のお互い良く覚えていない涎塗れのキスとは意味がまるで違う。
ただ自分自身心の準備が出来ていなかったのでこれから先どうして良いか判らなかった。今迄通り仲良く出来れば良いが、喧嘩でもしたら家が隣同士なので気まずい。
そんな事を考えていると何時の間にか寝てしまった。
「まあね、和美と一緒に帰るのに待ってる間暇潰しに図書室で勉強してるからね」
「そういう意味では和美ちゃんに感謝しないと。そういえば和美ちゃん、高校生になったからかしら、ぐっと女の子っぽくなったわね」
「そう?昔から変わってないと思うけど」
舞ちゃんから和美の話が出て僕は些か表情が強張ってしまった。
「何言ってるのよ、体の線だって随分と大人の女性らしくなったわよ。あなたもしっかりしないと他の誰かに盗られちゃうからね、しっかり捉まえておきなさいよ」
「またそういう事を言う~、本当に和美とは何でもないんだってば」
「判った、判った。そんなにムキになるなっての、マセガキが」
当たり前と言えば当たり前だが舞ちゃんに対しても僕は為す術が無い。
「それから慎太郎、いくら私が仕事で遅いからって家で和美ちゃんに変な事したら承知しないからね、あなた達はまだ高校生なんだから、それだけはきつく言っておくわよ」
「ば、馬鹿な事を言うなよ、まったく」
「ふふふ、その慌てようならまだ心配ないか」
僕は先程の事を思い出し少しドキマギしてしまった。これ以上一緒に居ると何を言われるかたまったものじゃないと思った僕は自分の部屋に戻った。とりあえず舞ちゃんが帰ってきて少しとはいえ話をしたので僕は気が済んだ。
これから寝る時間迄は僕にとっても舞ちゃんにとっても自分の時間だ、朝も早く起きて仕事に行く舞ちゃんに少しでもゆっくりして貰いたい。
部屋に戻った僕はテレビを点けた、何時の間にか巨人は逆転されていた。
(あ~あ、今頃おじさんがっかりしてるだろな)
しかし気が付くと僕は和美の事を考えていた。それは舞ちゃんが余計な事を言ったのも影響していた。舞ちゃんに言われる迄もなく和美が以前に比べ胸も大きく、そしてお尻の辺りが丸くなっていたのはとっくに気が付いていた。
(そうだ、明日どんな顔をして会ったら良いんだろ?)
それまで何も考えていなかった僕は明日の朝の事を考えて少し困ってしまった。まさか昨日はどうも、なんて言うのも変だし、昨日さって改めて聞くのも恥ずかしい。
(まさかさっきの事をおじさん達に言ったりしてないよな?)
僕はそんな馬鹿な事迄考えてしまった。また万が一そんな事が舞ちゃんに知られでもしたらそれこそ何を言われるか判ったもんじゃない。
しかしいくら考えてもどうしようも無かった、大体僕が自分からした訳じゃない。それに家が隣なのはどうしようも無い事だ。
(まあ、いいか)
取りあえず僕は余計な事を考えるのを止めた、そして和美と両想いになれたかもしれないという事に一人興奮していた。
昔から好きだった和美に頬っぺたとはいえキスされた、それは子供の頃のお互い良く覚えていない涎塗れのキスとは意味がまるで違う。
ただ自分自身心の準備が出来ていなかったのでこれから先どうして良いか判らなかった。今迄通り仲良く出来れば良いが、喧嘩でもしたら家が隣同士なので気まずい。
そんな事を考えていると何時の間にか寝てしまった。