愛の贈り物
「な〜にぃ〜?なんかあったぁ?」

須賀屋が音楽室から出てきた。

「あ〜!りさとたかっち!?なんで〜そんなにくっついてんのぉ〜?」

「あっ…いや〜これは」

俺は恥ずかしかった。

「てか、須賀屋がなんで音楽室にいるんだよ?」

「りさに楽器を習おうと思ったのん!!」

須賀屋が俺と夏焼さんを見て

「なんか〜2人共いい感じじゃんないのん!!もしかして〜付き合ってるぅ〜?」

夏焼さんは俺を見た。

「うん!」

「りさ!まじでぇ〜!?いつから?」

「今から!!」

「え〜!うっそ〜!たかっちのどこがよかったのん?ねぇ?」

「え〜と…」

須賀屋は夏焼さんに詰め寄って聞いていた。

しばらくして、夏焼さんが須賀屋に耳打ちをした。

そして

「たかおかくん!嘘ついてた。ごめんなさい」

夏焼さんが俺に謝った。

「えっ!?なに?」

俺は訳がわからなかった。

「今朝、たかおかくん、12月17日のこと謝ったよね?」

「謝ったよ」

「実は、クリスマスイブの日、朝早く大前さんが私の家に来て……
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