愛の贈り物
「高岡く〜ん待った?」

「俺も今、来たとこ」

俺はりさこが怒って帰った後、校門でとくちゃんを待っていた。

「じゃ〜行こうか」

俺ととくちゃんは2日前に行った喫茶店に向かった。

「ねぇ?、ゲーセン行くよね?」


「今日は行かない」

「え〜!!なんで?行こうよ」


とくちゃんは行きたそうだった。

「わかったよ。喫茶店行った後、時間があれば行くよ」

「やった!!」

俺は歩きながら、喫茶店に行った後、とくちゃんとゲーセンに行く約束をした。

「……なんで、最近俺をゲーセンに誘うの?」


俺は前から気になっていたことを聞いた。

「…寂しいからかな」

…俺は須賀屋からとくちゃんを紹介された時、とくちゃんのことを少し教えてくれた。

「たかっち!!とくちゃんのことだけどぉ〜実は……いじめられてたらしいよん。詳しく知らないんだ。私も最近、友達になったんだよん。とくちゃんに友達いないみたいだから、たかっち友達になってあげて?私もりさも部活で忙しいから。お願いだよん!!」

(なんで、高3のこの時期、部活で忙しいんだよ)

と思いながら、俺は須賀屋の願い通りにとくちゃんと友達になった。

「そうだよな!!1人でゲーセン行っても、楽しくないし、寂しいよな」

俺はとくちゃんにあわせた。

学校から歩いて15分。

喫茶店『愛』に着いた。
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