世界で一番ソラに恋した。

「きゃー! 流石、先輩!」

「一生ついて行くっす!」


「お前ら本当に調子良いよな」

呆れながらも、久保先輩はスル―する。


私たちは、入口から一番近い場所の、番号一番のパーティルームに案内されてテンションマックスだった。

左右にテーブルが置かれていて、男女が最初はきっかり分かれて座っているのがなんだかお互い意識しすぎて笑える。

「ドリンクバーは外にあるのか」

「じゃーん。私、お菓子持って来た」
「私、購買のおにぎりとパンあるよ」

「店員きたら隠せよ」


「あ、俺、ラーメン」
「俺、カツ丼」

「おにぎりくれ」


各々がマイペースに好き勝手する中、ソラ君も挙手する。

「チョコレートパフェ」
「っぷ」

水を飲んでいた奈菜が、おもいっきり私の顔に水を吐きだして笑う。

「可愛いわね」
「もー。奈菜ったら」
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