世界で一番ソラに恋した。
結局、次の日は奈菜がウチの家に来て、ソラ君と私と奈菜で、浴衣を見に行くことになった。
浴衣は、奈菜がド派手なピンクをチョイスする中、私は晴れ渡る様な澄んだ青色の浴衣に、自由に飛び回る蝶の柄が素敵な浴衣に決めた。
奈菜も選んだピンクの浴衣は超似合っていて可愛かったし。
で、お父さんが帰ってきたら、サッカー大好きな父は、児童クラブのサッカーでソラ君のことを知っていたらしい。
灰人の憧れの先輩と聞くや否や、焼肉に連れて行かれた。
結局、帰るタイミングを逃したソラ君は、その日はちゃんと灰人の部屋で眠った。
その間、ソラ君の携帯にサッカー部などの友達以外の連絡が来ることがなかったのを私は見逃させなかった。
それでも、耐えているのはソラ君だから私は我慢したけれど、
事件は
月曜日の朝に起こった。