世界で一番ソラに恋した。
平手打ちしたかったけど、でもそれだけじゃ何も解決出来なかった。
抱き締められてるのに、私が抱き締めてるみたい。
1年前までは、ソラ君も幸せだったって言っていた。
いつから自分の居場所を探して遅くまでふらふら出歩くようになった?
いつからソラ君を此処まで放置して傷つけていたの?
根本にある、傷口を塞ぐには、
傷をつけた刃物を、言葉を、原因を、奪い取らなきゃいけない。
手が届かない空をめちゃくちゃに傷つけられるのに、
手が届かないなんておかしいんだから。
「ソラ君には、私がいるよ。でも」
でも、離れたくないよ。