世界で一番ソラに恋した。
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はっぴを着た小学生や雑談している保護者たちの間をくぐって行くと、バーベキューの後片付けをしているご父兄さんたちの姿が見られた。
「いた!」
その中に、軍手で墨を片づけている生徒会長の姿があった。
「岳くんさん!」
「え、あ――――、雨笠さん」
一瞬、迷惑そうな顔をした生徒会長は片づけの手を止めることもなく黙々と墨をゴミ袋へ入れていく。
「何の用?」
「ソラ君のお父さんはどこ?」
単刀直入に言うと、また動きを止めた。
「何で――って野暮なこと聞かなくても分かるか。向こうに居るかな」
「……貴方は、ソラ君を傷つけてる自覚ってあるの?」
ずっと聞いてみたかった言葉を吐きだすと、生徒会長は額の汗を腕で拭う。