世界で一番ソラに恋した。
「こっちだって必死なんだよ。今だって本当は家で勉強していたいのに、ごますりの為に父親の手伝いだ。傷付いてる? 今まで俺の苦労も知らないで幸せに生きていた代償だろ」
「代償って何? ソラ君が貴方の苦労を知らないのは当たり前だよ。ソラ君には何も罪はない!」
「じゃあ、俺が苦労したのは、俺が悪いってことか」
「……」
爽やかに笑って、皆が格好いいって一目置いている様な、優等生だと思っていた。」
今も、そうだといいなって思ってる。
いや、思いたい。
「貴方がそう思ったり、ソラ君が傷付いてるのは、じゃあ誰が悪いの? 原因を作ったのに何もしない親は――悪くないの?」
誰が生徒会長はソラ君を傷つけたんだろう?
「岳、何をしてるんだ?」