世界で一番ソラに恋した。
「苦手な人っているもんね、私も教頭先生見ると逃げちゃう。私の頭を撫で撫でしちゃうんだもん。本当に失礼よね」
「あゆは、身長がコンプレックスなの?」
「……またあゆって言った」
「別にいいじゃん、何が駄目?」
不思議そうに聞いてくるところを見ると、この人はとっても鈍感な人なんだと思う。
いや、そうなんだろうな。
「ご、誤解されちゃうじゃん」
「そう? あゆって周りを意識しすぎじゃない?」
「ソラ君がおか良いと思う!」
「俺は、可愛いと思うよ、あゆ」
「!?」
待って。
今の会話からなんで私が可愛いって流れになるの?
「身長なんて気にしなくても、可愛いじゃん」
「大きい人にはわからなーー」
「でも、昨日の背を伸びろって叫んでる姿も可愛かったよ」