甘く大切な君だけの王子でいたい

教室も終わり
「さて涼を迎えに行きましょ」

『また泣くんだろな?玲奈ちゃんとまだ遊ぶって・・』

ため息ついたら
声をかけられた

「時間あるなら、お茶しない?」

「子供と一緒でもいい?」了解もらい
一緒に託児室に迎えに行った。

やっぱり蓮さんの血ひいてるわ
玲奈ちゃんがやることなすこと
手を出して、いっちょまいに『メッ』

あれじゃあ嫌われる・・・
ほら、玲奈ちゃん泣いた。

「涼、男の子は女の子には優しくしなきゃあね、お手て出さずにしなきゃあ
パパ見たいになるよ」

「パパ見たいに?」

「ママを追いかけ回して、ママに嫌われてるでしょ?何が悪いのかわからない、高橋のおじちゃんにも、笑われたでしょ?」

「うん、パパ見たいになりたくない」

「わかったら、謝ってきなさい」


「うん・・・」


謝ってきた。やっぱり小さい時に言ってないと・・・

「涼、お茶飲もうね、」

「あいしゅがいい」

「うん、行こう」




「子育てって忍耐力いるんだね」と柚月

「本当いたら可愛いけど、大小の子育てしているようで大変よ」


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