甘く大切な君だけの王子でいたい
「柚子ちゃんの合格発表を祝って乾杯」

『乾杯』

「みなさん、ありがとうございます」

「柚子ちゃんってどんな女性か一度みて見たかったんだ、美山が目のいろ変えてまで柚子、柚子って医局で煩いから、可愛いこれなら、美山安心できないな?」

「美山知らないか?今回男子多くなかったか?」

「そう言えば・・・」

「女子は10人満たなかったから、全員合格したみたいだ」

「それがなんなんだ?」

「柚子ちゃん目立って可愛いから、きっとあちこちで声をかけられるぞ、それがわかるだろ?試験の日を・・・」

「あぁ・・・・・」

「そのうち美山見向きもされないかもな」

「柚子、今のうちに婚約しておこう、それがいい、しよう」

「私まだ蓮さんの事あまり知らないんだよ、高橋先生もけしかけないで」


「学校卒業できたら考える」

「柚子この前試験が終わったらね、て言ってたじゃないか?」

「・・・・・・・」

「なぁ柚子しか考えてないからな」

蓮さんって天然?
周り見えてない?

あれだけ看護師さん達がテンション上がってるの気がつかない?


「柚子、百面相してるんだ?僕は柚子しかみえてないからな」


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