甘く大切な君だけの王子でいたい
4月
桜も咲きほころびいよいよ入学式
「柚子、行かなくても本当にいいの?」
「うん、高橋先生が来てくださるから」
「なんで高橋なの?僕では役不足?」
あれま、覚えてないの?
いつもの通りにパシり的に上から目線で言っていた事を
「ねぇ、蓮さん院内では声をかけないでね、」
「なんで柚子に声をかけないでねって柚子は可愛いから、あちこちからまたナンパされる、僕は嫌だ」
「柚子は勉強するために学校だよ?うかれないからねぇ」
蓮さんに近づいて
「柚子は、蓮さんに気持ち傾いて来てる」
柚子・・・
「今日来たら、気持ちなくなるから」って拗ねた