甘く大切な君だけの王子でいたい
「笹野さん、ベットメーキング」
「は~い」
何だかんだでも復習できるから
よしとしよう。
婦長さんに呼ばれ
「もし良かったら、土日だけでも
バイトしてみない?」
「はい、お願いします」
「じゃあ責任者に話をしてもらうから」
「どこの科でもいい?」
「はい、どこでもいいですけど外科だけは外してください、知り合いが多くて勉強になりません」
外科で顔合わせたらとんでもない
仕事にならない、蓮さんの事だから
危ないって、触らせてくれない。
どこへでも警備員のごとくへばりついてるにちがいない
「じゃあ、忙しいかも知れませんが内科でもいい?」
「はい」
「明日、ここの三階のナーススティションに行って話を聞いてくださいね、少々お年寄り多いですがやりがいあるとおもいます」
「ありがとうございます、明日講義終わり次第にいきます」