甘く大切な君だけの王子でいたい
もうすぐ柚子の誕生日
やっと19才・・・・6月24日
「柚子、旅行に行こうか?」
「蓮さんと二人?」
「そうだよ、どこ行きたいか、考えておいてよ」
「柚子、前払いで、いいかな?食べても?」
顔を真っ赤にしながら頷いた
「優しくしてね」
唇を重ね
優しく舌を絡め
首筋から
胸へと
・・・・
・・・・
甘く大切に
ガラス細工を扱うように
妖しく
蓮さんを惑わし
柚子は、上り詰めた
そして、二人甘い吐息を吐きながら
終演を迎えた
肩で息を整え
優しく唇を重ね
「旅行でなくとも、近場でいいから
蓮さんと行きたい」