甘く大切な君だけの王子でいたい


もうすぐ柚子の誕生日
やっと19才・・・・6月24日


「柚子、旅行に行こうか?」

「蓮さんと二人?」

「そうだよ、どこ行きたいか、考えておいてよ」


「柚子、前払いで、いいかな?食べても?」


顔を真っ赤にしながら頷いた

「優しくしてね」

唇を重ね

優しく舌を絡め

首筋から

胸へと

・・・・

・・・・

甘く大切に

ガラス細工を扱うように


妖しく

蓮さんを惑わし

柚子は、上り詰めた


そして、二人甘い吐息を吐きながら


終演を迎えた


肩で息を整え

優しく唇を重ね


「旅行でなくとも、近場でいいから
蓮さんと行きたい」

< 52 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop