甘く大切な君だけの王子でいたい
7月
学校も夏期休暇に入り
毎日暇をもて余した。
今日は蓮さんも休みで
優雅に読書してますが、柚子を膝の上にのっけて羽交い締め
「私こんな本読めない、暇だし退屈」
ちょっとでも離れようとしたら
「どこに行く、膝から降りるな」
どこかに行こうって言っても
やれ人混みだの
柚子を他の男に晒すようなものだからいかない
ため息つけば
「柚子にはため息は似合わない」
「あぁまた病気になりそう」
なんでこうなったの?
「ねぇ・・・・・蓮さんいつまで、こうしておくの?そろそろ離してくれない?」
「やだ、離すと柚子どこかにいってしまう、それに柚子、いい匂いがしている」