甘く大切な君だけの王子でいたい
ナース詰所に帰り
「なんなの?優里って、私は柚子なのに、蓮さんも目の敵のように」
ため息ついた。
食事してないから、少し立ち眩みがした。
気分悪、こんなに私で弱かった?
ナースコールが鳴り響き
「笹野さん・・・・」
「は~い、行きます」
何時間も何時間も何時間も
ナースコールがなる
家に帰っても頭にこびりついているナースコール
首をふりきり、音を忘れようとしても次から次に・・・・
「柚子大丈夫?」
泣きつき、蓮さんを求めた
「私は柚子、優里って誰?」
「個人情報だから、何にも言えない、これから先もずっと優里って酷すぎる」
キスを求めた。