彼女がメガネをはずしたら



え?


速水くんが・・・


隣の机のイスを引いた。


おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!


「隣かよ!!」


・・・・・・思わずさけんでしまった。


先生とクラスメートの視線が一斉に自分へと向けられる。
ついでに愛音のあきれたような視線も・・・。


速水くんも驚いたように目をパチクリさせていた。


「こほん・・・」


森崎の小さな咳払い。


「あのな、及川・・・。
かっこいい男子が隣の席になって嬉しいのはわかるが・・・ホームルーム中は静かにな」


「す・・・すいません」


ああ・・・
穴があったら埋もれて一生地上の空気吸いたくないよ。


あたしのバカー!


恥ずかしすぎる!





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