彼女がメガネをはずしたら



「これ持っていたら、まあ襲われることはないでしょ。
だから大丈夫。
あたしに護衛なんて必要ない。
それに美代はね、こう見えても……」


ちょちょちょ!


「愛音!!!」


慌てて愛音の口を手のひらでふさぐ。


そして愛音にしか聞こえないような小さな声で話し始めた。


「なによ」


「ちょっと愛音!あんたまさか、変なこと口走るきじゃないでしょうね」




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