彼女がメガネをはずしたら
「愛音ちゃ~ん、これから1年もよろしくね!」
「あー、はいはい」
あたしたちは自分たちのクラスであるC組へと向かった。
教室に入ると、思った通り、クラスメートの視線は隣に立つ愛音に。
「え、あの子超美人じゃね」
「あんた知らないの?学年一美人って有名の、寿愛音だよ」
「まじ付き合いてえ」
「バカ。お前なんて相手にされるかよ」
おお。
早速自慢の親友が注目の的に。
まあ、見てのとおりこれほどの美貌だから仕方ないですね。はい。
一方のあたしはある意味で注目の的に。
「つうか寿愛音の横に立ってる地味な女は誰だよ」
「あ、ほんとだ。昭和女発見」
「地味だなあ」
お前ら・・・
ぶっ殺してやろうか。