空夢
ガラガラっ
「席着けよー」
中年のおじさん……じゃなくて、先生が入って来た。
「はーい」
皆、しぶしぶ自分の席に戻る。
あたしと仁の席は窓側の一番後ろ。
あたしが左側。
先生も見ない席だから最高。
居眠りも出来ちゃう……
っていいたいとこだけど、いつもならふざけているあたしと仁なのに、今日は席に着いてから一度も一言も話してない。
朝のHRも終わった。
一時目は数学。
あたしの一番嫌いな教科。
そして仁の一番好きな教科。
「っ!!!!」
いつもなら意識しない仁に意識してしまう。
仁の行動、一つ一つにドキドキする。
あたしの心臓、おかしくなった!?!?
先生「〜〜〜〜〜〜」
先生が言ってる事なんて頭に入らない。
仁が、
消しゴムを持ったり、
教科書を捲ったり、
シャーシンを出したり、
前髪をいじったり……
一つ一つの細かい行動にまでドキドキする。
こんなんじゃ、放課後まで心臓が持たないよー……
「席着けよー」
中年のおじさん……じゃなくて、先生が入って来た。
「はーい」
皆、しぶしぶ自分の席に戻る。
あたしと仁の席は窓側の一番後ろ。
あたしが左側。
先生も見ない席だから最高。
居眠りも出来ちゃう……
っていいたいとこだけど、いつもならふざけているあたしと仁なのに、今日は席に着いてから一度も一言も話してない。
朝のHRも終わった。
一時目は数学。
あたしの一番嫌いな教科。
そして仁の一番好きな教科。
「っ!!!!」
いつもなら意識しない仁に意識してしまう。
仁の行動、一つ一つにドキドキする。
あたしの心臓、おかしくなった!?!?
先生「〜〜〜〜〜〜」
先生が言ってる事なんて頭に入らない。
仁が、
消しゴムを持ったり、
教科書を捲ったり、
シャーシンを出したり、
前髪をいじったり……
一つ一つの細かい行動にまでドキドキする。
こんなんじゃ、放課後まで心臓が持たないよー……