生徒会長と恋の罠
「‥‥少しなら手伝いますよ」
「ひ、平沢ちゃん‥‥!」
実際それは事実で‥‥立花くんはバスケ部に所属していて、それもエース。見た目チャラチャラしてそうに見えて、真面目に部活動する男だ。
‥‥まぁ、
「平沢ちゃんありがとうー!」
「ヒィ‥‥っ!抱きしめないでください!」
少しばかり激しいスキンシップを除けば、いい人なはず。
---ビュンッ、
「っ、な‥‥」
「ぇ‥‥っ」
私と立花くんの間を何かが通り過ぎ、壁に刺さった。
えと‥‥あれは、フォーク‥‥!?
「‥‥香瑠?それ以上ミオリちゃんに近付いたら‥‥分かってるよね?」