生徒会長と恋の罠



「しかもこの状況‥‥」


さっき雨宮さんが持ってきたケーキを食べながらお茶を飲んでいた。ちなみにケーキは雨宮さんの手作りらしい。

ちょっと待って‥‥生徒会役員皆が生徒会室に集まってお茶会‥‥?



「?ミオリちゃん?」

「ごめんね。何か頭の整理がつかなくて‥‥」


生徒会に入って今まで一度もなかった光景に私は追いつけないままだ。



「‥‥ミオ、」

「なに?成瀬く、んぐ‥‥っ!?」


隣に座っていた成瀬くんに呼ばれ、顔を向けたのが間違いだった。
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