嫌なアイツと恋をする
第1章 ◆桜の木
私はこんな経験がある
から言える。
告れば振られる。
それが当たり前の恋の
言い伝えみたいな物だ
った。
あれほど涙を流した事
はない。
恋愛で…。
―4月1日―
『今日から中学か…ちょっとやだな…』
主人公*中村 美香*
「何で―?」
私の幼稚園からの
友達の柚那がアタシの
顔を覗き込んでくる。
………だって中学が嫌
なのは……
から言える。
告れば振られる。
それが当たり前の恋の
言い伝えみたいな物だ
った。
あれほど涙を流した事
はない。
恋愛で…。
―4月1日―
『今日から中学か…ちょっとやだな…』
主人公*中村 美香*
「何で―?」
私の幼稚園からの
友達の柚那がアタシの
顔を覗き込んでくる。
………だって中学が嫌
なのは……