嫌なアイツと恋をする
モチロン振られたのは一回二回じゃないし!
と考えてるうちに中学校に着いた。

「やっぱ広いね~!」

御前は仲子んちに来たように…。


『!あ。桜…綺麗』

満開じゃんか!!

私達の入学を祝ってく
れたかな??

「ホントだ!綺麗! …んじゃあそこまで競争じゃ!」

『マヂ!!?』

カケッコとか絶対負けるつの!

おまけに柚那は小学校の時ずっとリレーの選手。鬼スポーツマンだしィ~。

と思いつつ走っていた。

『……ありぃ??』

桜の木の下に誰か居る。。。

しかも1人で。

誰だろ…

柚那はいるよね?
一応確認
『柚那~??』

「なんじゃけ」


あ。居た。


んじゃあの人は一体…
ジィ~…


良く見えない。

風で目が染みて涙でるし。

私は風をよけるように
うつむいて走った。
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