嫌なアイツと恋をする
第8章 ◇恋


「…そろそろ学校行こう。遅刻する。」


そう言って颯はベンチから立ち上がった。


『あ…颯。』

言わなきゃ駄目…。


「ん?」


颯が目覚めたばかりのような顔で言う。




『私…。』




< 31 / 32 >

この作品をシェア

pagetop