嫌なアイツと恋をする
第2章  ◇偶然
『うわ…すごい人込み…。』

ホント混んでてこけるのも時間の問題です。

早く探さなきゃな…。

『中村…な…な…。』

『あった!

1‐5 だ。』

柚那はどうだろう。

柚那は隣で一生懸命探している。

『柚那…あった?。』


「ちょっと待って。」

「あ。あったよ!!
えとね、1‐5だ!。」

お。同じだ!


『やっやった!超嬉しい!同じだよ!!柚那。』


神様ありがとう!


「やったやった!!
美香大好き!!。」

何故好きなのかは分からないけど、良かった!



あ。アイツは何組だろ。

違うクラスだったらいいな。


そう思いながらアイツの名前を探した。


『日向…日向…。』





今。嬉しさと悲しさが同時にのし掛かって来たようです。
< 6 / 32 >

この作品をシェア

pagetop