嫌なアイツと恋をする
―1‐5―

大きな黒板に席順の紙が張り出されていた。


柚那が自分の席を探しながら言う。

「隣がイケメンだったらいいのになあ」

それに比べて私は隣がイケメンかブスだかなんて関係がなかった。

だって隣がイケメンであろうが、恋愛をする気が無いから…というか

したくないからだ。

そうして、席順を見ていると
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