俺様悪魔VS僕系天使
「ごめん夏夜、おはようっ」
「おはよう美瑚。寝グセついてるよ」
「ええ!? う、うそ、どこっ?」
鏡を見ながらチェックしたはずなのにー!
慌てている私を見ながら夏夜は口元に手を当ててクスクスと上品に笑った。
「ごめん冗談だよ」
「もうっ、夏夜ー!」
「だって美瑚の慌ててる姿が見たかったから。それよりほら、行こうよ」
「むぅ…。」
頬をふくらませると、私の横を歩きながら夏夜がツンツンとつついてくる。
こうやって毎朝2人並んで学校に行くのが私の日課なの。
「あー、話し合い終わったーぁ!」
朝一番の話し合いが終わってぐん、と背伸びをする。