BEAST POLICEⅢ
「全く」

ウンザリしたように、オルロフはぼやいた。

「日本の警察ってのは、皆お前みたいにしつこいのかね」

「……」

ショットガンを構えたまま、無言の倉本。

「おまけに無愛想ときたもんだ。いけ好かないったらありゃしない」

「犯罪者の貴様に好かれようとは思わん」

「そいつはどうも」

オルロフは皮肉げに言った。

「日本人の警察官って言やあ、あの女を思い出すぜ」

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